自分でやった事に自分で驚く初期認知症の父

引越し前の父は、なぜか
小さな紙の箱に、絶対にいらない
「ガラクタ」をギッチリ詰め込み
フタしてしっかり荷紐で縛って
引越し荷物の中に入れるという
奇行をやらかしていました。

完全に「ご乱心」モードでした。

それを横目で見ていた私は
夜中にそのガラクタ箱を荷物から取り出し
押し入れの奥の方にぶち込んでおきました。

使えるのか使えないのかも分からないような
数十本もの筆記用具も、紐でぐるぐる縛ってあり
直径15センチくらいになってました。
それも持って行こうとしてたのかなあ?
それも同様に、押し入れの奥に。

父は、隠されてしまうと探せないし
目の前になければ、存在しない。
すっかり忘れて引っ越していきました。

引越して少し落ち着いた約1ヶ月後。
先日、両親を連れてレンタカーで旧居へ
向かいました。
こっちに残していったけど
やっぱり欲しいものなどを取りにね。

その時、父が
例の小箱と筆記具の束を
発見してしまいました。
一瞬「ヤバ」と思ったけど、父の感想は

「なんだこれは」( ゚д゚)

…いや、こっちが( ゚д゚)
だよっ

この時は「まとも」モードだったのでw
正直に顛末を話したら、軽くウケてました。

引越し前の父は
「俺は本当は行きたくない」
と言ってました。
そりゃ、80も過ぎてから
今までと違う生活をする、って想像したら
相当なストレスですよねえ。
不安な気持ちが
あの奇行につながったのかもしれません。

…あの程度なら
まだ可愛いもんだよね( ̄∇ ̄)

引越し直後も、父は
「ご乱心」モードを発動し
母に「コレを住所変更しないと!」と
しつこく責め立てて
(何の書類だったかは忘れた)
母が「もうやったよ」と言っても理解せず
困り果てた母から助けてコールが来たりして
(すでに私が手続き済)
先が思いやられるんだけど(-“-)
なんて思ってたけど…

今はすっかり落ち着きました。

今では、むしろ
引越し前よりも「まとも」モードになり
話もしやすいです。
ケアマネさんにも
「あれっ、なんか良くなってる?」
と言われたくらいw

ホームでの生活は、案外快適で
安心したのかもしれません。
大きな生活の変化だったけど
良い方の刺激になったようで
よかったよかった。

とりあえず、ひと安心です。

タイトルとURLをコピーしました